【特選品】チベット時輪(カーラチャクラ)曼荼羅-002
販売価格 450,000 円(税込)
商品コード:mandala-002
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深みのある緑と茶が基調となった落ち着いた色彩の曼荼羅です。
隅々まで妥協を許さないその細やかな絵は見る人の心を奪います。
金色に輝く部分は、金を溶かした塗料で描かれており、洗練された中にも豪華さを与えてくれています。
上下左右どの角度から見ても正確に描かれた図は、とてもひとつひとつ手書きで描かれたとは思えない、素晴らしい技法が覗えます。
天地が明瞭に描かれた世界と、須弥山を真上から見た世界との重なりは、素晴らしい和をなした壮大な宇宙観が見事に表現されています。
まさに究極の曼荼羅と呼ぶに相応しい作品です。
仏教画としてだけでなく、お部屋に飾ってインテリアとして楽しむこともできる素晴らしい芸術作品と言えるでしょう。
世界平和への祈りが込められた、至上の生命愛をあなたへ。
【画 寸】約500×380mm
【額 寸】約840×690mm
【額 縁】木製、ガラス
写真・動画に掲載している状態に額装したものをお届けいたしますので、商品到着後すぐに飾っていただくことが可能です。
仏の住まう地、その悠久なる世界。万物の誕生、穏やかに流れる時。あらゆる時間がそこにあり、あらゆる存在がそこにある。
こちらの曼荼羅は、インドで8世紀後半以後成立した聖典「無上ユガタントラ」を基に釈迦の一代記が描かれた時輪曼荼羅(カーラチャクラマンダラ)です。
文字通り「時間の輪」を意味し、私たちの時空を象徴しています。
時輪曼荼羅(カーラチャクラマンダラ)の基となる時輪経典は、11世紀に成立した経典で、チベット密教の最奥義、つまり密教の中でも最も重要な曼荼羅と言われています。
苦悩する衆生を救うためにこの世に出現し、救いの手を差し伸べ、悪を地に追いやるとされ、中央に描かれた釈迦如来の右手は大地を押し、左手は瞑想を示しています。
これは降魔成道といい、雑念や誘惑を退けて悟りを開いたときの姿です。
中心を囲むように多くのヘールカが妃を抱く父母仏の形で描かれています。
二人が抱き合うこの姿は、最終的な至福をもたらす智慧と方便の結合の表象です。
ヘールカは日本に輸入されなかったインド後期密教において中心となった仏であるため、日本人にはあまり馴染みがありませんが、青い身体に象の皮を被り、背には翼をもつ守護尊で、絶大な霊力を持つとされます。多くの顔と手を持ち、その手には数多くの法具を持っています。
中央の世界を取り囲む大きな円の外側には海を表す波模様が緻密なラインで表され、内側には諸尊を表す24の梵字とともにヴァジュラや金剛鈴、羯磨、輪宝などといった密教法具が描かれています。